首やデコルテにできやすい、ポツポツとした小さな首イボ。

触るとざらつきが気になりますし、見た目にも年齢を感じさせるものなので、できるものなら取ってしまいたいですよね?

首イボを治療する方法のひとつとして、「レーザー治療」があります。

このページでは、レーザーでできるイボの治療について、特徴や料金、治療期間などをご紹介していきます。

首イボの治療方法って?

首イボを治療するための方法は様々で、皮膚科や美容皮膚科でも、豊富な治療法の中から選ぶことができます。

  • 液体窒素で凍結させる治療法
  • 医療用ハサミでイボを直接切除する方法
  • 医療用レーザーを照射して除去する方法
  • 外科的手術で切除する方法

皮膚科や美容皮膚科に行くと、ほとんどの場合、これらの治療法の中から選ぶことになると思います。

首イボの他の治療法について知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

治療法は患者さんが好きなものを選べる?

様々な治療法が存在していますが、例え患者さんが希望したとしても、利用できない治療方法もあります。

首イボの治療法は、イボの大きさや発生した原因によって適正があり、適正じゃない方法では治療をすることができないからです。

イボが発生した原因って?

発生した原因というのは、皮膚の老化によるイボか、ウイルスの感染によるイボか、という点で2種類に分けられます。

老化によるイボに対しては適切でも、ウイルス性のイボには使えない治療法も。

もちろん、ある程度好きな治療法を選ぶことができますが、選んだとしても、適正ではない方法だと治療が行えないということです。

首イボの原因について詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

治療の健康保険適用について

治療法によっては、健康保険が適用されないものもあるので注意が必要です。

健康保険が使えない治療法であれば、治療費は全額自己負担になってしまいます。

また、健康保険が使えるかどうかは、治療法だけではなく、治療をする病院によっても異なってくるので、事前によく確認しておきましょう。

レーザー治療で首イボを除去する方法とは?

医療用レーザーといえば、美容クリニックでシミなどを除去するために、頻繁に利用されています。

医療用レーザーのお肌への効果は、照射によってお肌を削って、お肌の再生力を活性化させるというもの。

首イボを除去するためには、炭酸ガスレーザーがよく用いられています。

首イボ治療に利用される炭酸ガスレーザーって?

炭酸ガスレーザーはお肌を削る効果を持っていますが、これは、医療用でレーザーメスとして利用されているタイプのものです。

削ると言っても、少しずつ薄皮を剥がすようなイメージなので、お肌にダメージを与えてしまうことはありません。

炭酸ガスレーザーの仕組みについて

このタイプのレーザーは、お肌の細胞内にある水分に反応し、お肌の表面を蒸散させます。

水分に反応した瞬間に消えてしまうので、施術は一瞬で終わります。

出力を変えることでレーザーが到達する深さを変えられるため、シミやほくろ、イボなどのように、小さい部位に対する施術に適しています。

炭酸ガスレーザーのメリットとデメリット

炭酸ガスレーザーがどのようなものか、特徴をご紹介しました。

他の治療法とも比較するために、メリットとデメリットについても詳しく見ていきましょう。

炭酸ガスレーザーのメリット

  • 出血が少ない
  • 傷口の治りが早い
  • イボ以外へのダメージが少ない
  • 痛みがほとんどない
  • 施術時間が短い
  • 施術回数が少ない

血液の凝固によって出血は少ない

首イボにレーザーを照射すると、お肌には熱が与えられるため、その熱によって血液が固まります。

そのため、お肌の表面を削っても、出血はとても少なくて済みます。

お肌に対して負担が少ない

また、上でお話ししたように、小さい部位を局所的に治療するため、イボ以外の部分には影響がありません。

到達する深さを変えることができるともお話ししましたが、首イボの治療でレーザーを使用する際にはお肌の浅い部分のみ削るため、傷の治りも早くなります。

局所麻酔を行ってから施術をするので、痛みが少ないのもメリットのひとつでしょう。

施術時間は短く、回数も少ない

レーザー照射は一瞬で済むため、施術時間は数分で終わります。

その上、小さいイボであれば一回の施術で除去できることもあるので、何回も施術に通う必要はありません。

気軽に治療を受けたい、早く首イボを除去したい、という方には最適な方法です。

炭酸ガスレーザーのデメリット

  • イボの部分のお肌はダメージを負う
  • しばらくテープでの保護が必要
  • 治療後に皮膚の陥没がある
  • ウイルス性のイボには不向き

お肌へのダメージはゼロではない

炭酸ガスレーザーは、首イボの部分に対して局所的な治療を行うため、お肌への負担は少ない治療法です。

ですが、局所的ではあってもお肌を削るため、ダメージが全くないという訳ではありません。

そのため、施術をした当日は、テープを貼ったまま洗顔をすることになります。

施術後しばらくは見た目が気になる

施術をした後は傷口になっているため、しばらくの間はテープでの保護が必要となります。

テープを貼るのは、傷口が乾燥しないようにという理由もありますが、傷口に紫外線が当たると刺激が強いため、紫外線から守るという意味合いもあります。

また、テープを剥がして良い時期になったとしても、お肌を削った部分には半年ほど陥没が見られます。

テープや皮膚の陥没によって、施術後しばらくは見た目が気になるかもしれません。

ウイルス性のイボには向いていない

ウイルス性の首イボでも、炭酸ガスレーザーで除去することはできます。

ですが、治療法が難しいようで、皮膚の表面を浅く削った場合、再発や他の部位への感染の可能性もあります。

それに対して深く削ると、傷口がなかなか治らなくなってしまうのです。

レーザー治療で首イボを除去する流れについて

実際に、レーザーで首イボを治療しようとすると、どのような流れになるのでしょうか。

診察

まずは、首イボの種類を知るために、医師による診断が行われます。

ウイルス性のイボか老化によるイボがほとんどですが、悪性腫瘍の可能性もないわけではありません。

もし悪性腫瘍であれば、皮膚科以外の病院に行って、治療をすることが必要になります。

カウンセリング

できている首イボがどのような種類のものか判明したら、次は治療方法を決めていきます。

最初にご紹介したように、首イボを治療するためには様々な方法があるので、イボの大きさや種類によって、切除方法を医師と相談します。

カウンセリングで確認したいポイント

ここで確認しておきたいポイントは、次の3つのポイントです。

  • 除去までにかかる料金の総額
  • 通院回数や通院期間
  • 健康保険が適用できるかどうか

納得のいく治療法を選んで

これらのポイントを確認しないまま治療を行ってしまうと、治療費がどんどんかさんでしまったり、傷跡や色素沈着が残ってイボより目立ってしまったり、というリスクがあります。

カウンセリングではしっかりと質問をして、納得が行く治療方法を選択してください。

病院によって取り扱っている治療法も異なるので、どうしても納得できない場合は、他の医療機関に相談するのもひとつの方法です。

テスト照射について

本格的に炭酸ガスレーザーでの治療を行う前に、カウンセリングの日に、テスト照射を行う病院もあります。

できている首イボの中でも、小さいものを選んで、そのイボに対して照射し、1~2週間後にその様子を見てから本照射を行うのです。

テスト照射では、皮膚が剥けた部分がケロイドなどにならないかどうか、という安全確認を行います。

特に肌が弱くて心配な方は、テスト照射をしてもらうことをおすすめします。

ただし、テスト照射であっても費用は発生するので、その点についても、病院にしっかりと確認してくださいね。

施術当日

施術は、まず局所麻酔を行うところから始まります。

局所麻酔は、麻酔クリームを直接首イボの部分に塗ることが多いようです。

レーザー治療を行う

その後いよいよレーザーを照射していきますが、1cmに満たない小さな首イボであれば、5分程度の治療で終わります。

もちろん、首イボがたくさんできている場合には、その数の分だけ時間がかかります。

かなり数が多い場合には、何回かに分けて治療を行うこともあるでしょう。

治療終了後

レーザーでの治療が終わったら、傷口を早く治すための塗り薬を塗ってもらいます。

そしてそのままテープで保護をしたら、その日の治療は完了です。

治りを早くする塗り薬や軟膏を処方してもらえることも多く、自宅でも毎日塗ることで、傷の治りを早くして、傷跡を残さないようにする効果が期待できます。

治療の後に大切なことは、傷口を乾かさないことと、傷口を清潔に保つこと。

そのためにも、処方された薬や軟膏は毎日塗り、テープも毎日取り替えるようにしてください。

麻酔や軟膏などの料金について

施術の前に塗ってもらうクリーム麻酔や、施術後に塗られるクリーム。

これらの料金は、病院によって料金に含まれている場合と、別途必要になる場合があるようです。

また、首イボの大きさによって、麻酔代が別途必要になる場合もあります。

麻酔の種類によっても費用は異なってくるので、これらの金額も含めて、事前に見積もりをだしてもらうことをおすすめします。

その後の経過を観察

レーザー治療が終わったとしても、その後の経過観察として、何回か通院が必要になります。

首イボの傷跡は、およそ1週間で目立たなくなってきます。

ですが、もし傷跡が目立つようであれば、ハイドロキノンという美白成分を配合した軟膏や、ルミキシルという美白剤などが処方されるでしょう。

治療跡を綺麗に回復させるためにも、経過観察の期間は必要なので、ちゃんと通院するようにしてください。

首イボのレーザー治療はいくらかかる?

首イボの治療にかかる料金は、病院によってかなり差が開きます。

その金額差は、イボ1個に対して300~6,000円です。

治療費の金額差は健康保険が使えるかどうか

これだけ金額差が開く背景には、健康保険が適用されるかどうかという違いがあります。

健康保険の適用については病院によって異なりますが、皮膚科(医療機関)であれば、保険が使える場合が多いようです。

自費診療となれば、病院が自由に治療費用を決めることができます。

保険についてもしっかりと確認しておきたいところです。

首イボの治療費が高くなりやすい理由

首イボをレーザー治療で除去しようとするとき、想定していた金額よりもかなり高くなってしまうことがあります。

それは、小さいイボがたくさん出来ていることが多いためです。

特に首元には、小さなイボがたくさん発生している場合が多いと思います。

首イボ1つあたりにかかる金額は安くても、数が多くなればどんどん料金は高くなっていってしまうのです。

場合によっては、自分ではわからないような小さなイボが、100個以上できていたというケースも。

治療前には治療する首イボの個数についても、自分で把握しておく必要があります。

面積で料金を計算する場合も

首イボは個数で料金計算されることが多いですが、病院によっては、レーザーを照射する面積によって料金が算出される場合もあります。

面積であれば個数を気にする必要はありません。

ですが、その場合も、やはり面積が広くなればなるほど、金額は高くなっていきます。

脂漏性角化症の特徴について

レーザーでの治療は、料金がかなり高くなってしまうケースも考えられます。

そこで、自宅でできる首イボ対策についてもご紹介しておきますね。

その前に、まずは脂漏性角化症についてお話ししたいと思います。

脂漏性角化症とは

脂漏性角化症は、お肌の老化によって生じる小さな首イボのことです。

お肌の老化といっても、早い人であれば30代から出来始めることも多く、どんどん数が増えていくのが特徴。

80歳以上になると、ほとんどの方にできていると言われます。

脂漏性角化症の原因

脂漏性角化症は、お肌のターンオーバーが衰えることででき始めます。

お肌のターンオーバーが衰えると、余分な角質を排出することができなくなり、お肌の上に角質が溜まります。

そして、溜まった角質がそのまま固まったものが脂漏性角化症です。

首イボができる原因について詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

脂漏性角化症に効果的なセルフケア

脂漏性角化症のセルフケアとしては、首イボ専用クリームを使用したマッサージケアです。

首イボ専用のクリームには、お肌のターンオーバーを促進させて、余分な角質を排出させてくれる効果があります。

ターンオーバーの衰えが原因でできる脂漏性角化症に対して、根本的なケアができる方法です。

脂漏性角化症ができる原因自体にアプローチできるので、首イボの解消だけでなく、予防にも効果を発揮してくれるのが嬉しいですね。

しかもお肌に優しく、お肌を綺麗にしてくれる効果もある方法なので、ぜひ試してみてください。

首イボのレーザー治療まとめ

首イボのレーザー治療についてご紹介してきました。

レーザー治療は医療機関のイボ治療でも利用されることが多く、痕が残る可能性が低いために、注目されている治療法です。

ですが、やはり治療費が高くなりがちなところと、施術に対する不安から、敬遠する方も多くなっています。

「病院での治療が不安…」という方は、まずは自宅でできるセルフケアから試してみてはいかがでしょうか。